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2026.07.27
水素とは?

「水素ドローン」という言葉から、具体的なイメージを描ける方は多くないかもしれません。水素とドローン、この2つは一見すると結びつきにくい組み合わせです。
私たちも事業を進めるなかで、「なぜ水素なのか」という問いを数多く受けてきました。
そこで今回は、その出発点となる「水素とは?」について、基礎から解説します。
いま世界が向き合う共通課題が、気候変動への対応です。日本は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を掲げています。
石油や石炭は、燃やすとCO₂を排出します。一方、水素はエネルギーとして利用しても、排出するのは水だけです。
さらに水素は、再生可能エネルギーの電気で水を分解するなど、多様な方法でつくり出すことができます。これは、エネルギーを他国からの輸入に頼らず「国産化」できる可能性を意味します。
脱炭素とエネルギー安全保障、この2つの課題を同時に満たしうる選択肢として、水素は今、大きな注目を集めています
そもそも水素とは、どんな物質か
水素は、周期表の最初(原子番号1)に位置する、もっとも軽い元素です。宇宙全体では、その元素質量の約75%を占めるほど豊富に存在します。一方で地球上では単体で存在することはほとんどなく、水(H₂O)をはじめとする化合物として姿を変えています。
常温では無色・無臭の気体で、目には見えません。そして水素の大きな特長が、重量あたりに蓄えられるエネルギーの大きさです。同じ重さで比べた場合、水素はガソリンの約2.5〜3倍ものエネルギーを持つとされています。軽いのに、多くのエネルギーを蓄えられる、この性質が、後の記事で解説するテーマへとつながっていきます。

水素はどこで使われているのか
水素の活躍の場は、発電、製鉄や化学といった産業、そして自動車やバスなどのモビリティへと広がっています。
そして私たちロボデックスが挑んでいるのが、この水素を「空」で活かすことです。軽く、多くのエネルギーを蓄えられるという水素の特性は、長時間の飛行が求められるドローンと高い親和性を持っています。
ロボデックスと水素
私たちロボデックスは、水素を「つくる・はこぶ・ためる」という全体像でとらえ、その力を空から社会へ届けることを目指しています。水素は遠い未来の話ではなく、すでに動き始めている現実です。本記事をきっかけに、水素という選択肢に関心を持っていただけたら幸いです。
よくある質問(FAQ)
Q. 水素は危険ではないのですか?
水素は、正しく扱えば安全に利用できるエネルギーです。適切な設計と管理のもとで、自動車や発電など幅広い分野で実用化が進んでいます。(安全性については別記事で詳しく解説します)
Q. 水素はどこからつくるのですか?
水を電気で分解する方法や、天然ガスなどから取り出す方法があります。再生可能エネルギー由来の電気でつくった水素は、製造時のCO₂排出を抑えられます。
Q. 水素とバッテリーは何が違うのですか?
バッテリーが電気そのものを蓄えるのに対し、水素は化学エネルギーとして蓄え、必要なときに電気へ変換して使います。この違いが、飛行時間などに影響します。(詳しくは今後の記事で解説します)

